下図はTiger SPACESが実現するStorage Admission Tierの各階層を表しています。
最下段はStorage Tierと呼ばれ、物理ストレージ上に作成されるローカルボリュームやファイルサーバーが提供するSMB/NFS共有ボリュームがあります。
Storage Tierの上にある紫の枠に囲まれた部分がStorage Admission Tierです。従来は、ユーザーはStorage Tier上のボリュームを直接各コンピュータにマウントし、データを編集しています。Tiger SPACESはStorage Tierとユーザーアプリケーション層の間に新たな階層を設け、大容量ストレージを仮想化し、プロジェクトフォルダーをワークスペースボリュームとして上位のアプリケーション層にマップします。
Tiger SPACESは,各クライアントが大容量の共有ストレージ全体をデスクトップにマウントするのではなく,プロジェクト毎にワークスペースと呼ぶ仮装ストレージ領域を割り当て,認可されたユーザーに公開します。ワークスペースはストレージ上ではプロジェクト毎に作成されるフォルダーに当たります。Tiger SPACESはワークスペース毎にログイン可能なユーザーやチームの設定,更に,リードライト権の設定を行います。
Tiger SPACESは共有ボリュームにワークスペースを作成し、指定されたクライアント、ワークグループにマウントさせることが可能です。共有ボリュームがActive Directoryのドメインに参加している場合、Tiger SPACESはダイナミックにワークスペースをADにバインドします。
また、中小規模のワークグループの環境では、それぞれのワークスペースにローカルユーザー、グループアカウントを割り当て、許諾されたワークスペースのみウントすることができます。
Tiger SPACESが提供するワークスペースにより,ユーザーは間違えて他のプロジェクトフォルダーに保存したり,エクスポートしたりするトラブルから解放されます。
Tiger SPACESが管理するSMB/NFS共有ボリュームを含むストレージリソースは仮想化され,クライアントからは不可視化されます。ユーザーがワークスペースへのアクセスを要求すると、ワークスペース内のデータは暗号化され、仮装ドライブとして、ユーザーのデスクトップにマウントされます。この時点でストレージリソースとの接続は確立され、ユーザーはローカルボリュームのの様にワークスペースに高速にアクセスすることが出来ます。
複数のストレージ領域でデータを移動させたり,保存したりすることは大きな負担になり,実際に様々なトラブルの原因になります。
Tiger SPACESはこれらのストレージリソースを抽象化することで,ユーザーに恒常的にマウントポイントを提供し,その物理ストレージにデータがあるかを気にすること無く,安心してコンテンツにアクセスすることが可能になります。これは管理者にもシステムの柔軟性を提供し,ユーザーユーザーの作業を阻害すること無く,ストレージリソースの最適化を図ることが可能になります。
Tiger SPACESはACLで管理されている大容量ファイルサーバーにプロジェクト単位のワークスペースを作成し、ユーザー、グループを認可アカウントと指定して、そのワークスペースへのアクセスを許諾します。作成されたワークスペースは、大容量ファイルサーバーを直接マウントしている他のユーザーからは不可視化されます。
複数のボリュームをTiger SPACESがストレージリソースとして管理する場合,Tiger SPACESで作成されたワークスペースは,ユーザーがそのワークスペースをマウントした状態のままでも、他の物理ボリュームに移動することができます。この様に、ワークスペースの領域は物理ストレージの領域からは切り離されます。
Tiger STORE、Tiger POOL、Tiger BRIDGE等で構成された大容量高速共有ストレージレイアーと、そのストレージをリソースとするワークスペースで作業するユーザーとをTiger SpacesのStorage Admission Tierの仮想化機能で切り離し、ユーザーが他のプロジェクトを気にすることなく、担当するプロジェクトに対しチームメンバーとのスムースなワークフローを実現します。
以上の仕様以外の場合は、弊社技術営業までお問合せください。: メールで問い合わせ。
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Tiger SPACESは通常のSMB/CIFS/NFS共有をサポートします。また、DAS(Direct Attached Storage)の場合は、Tiger STOREにより管理されている必要があります。
Note: Macサーバーで作成された共有スペースに関し以下の制限が確認済みです。:
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